2008年4月17日 (木)

映画『マガンホテル』感想

2007年2月(旧正月連休後)に公開された映画『マガンホテル』をDVDで鑑賞しました。出演はキムソックンさん、キムソンウンちゃん、キムレハ氏、ウヒョン氏など。チェソンチョル監督第一作のヤクザ・コメディー。

ヤクザの組織No.2であるデフン(キムソックンさん演じる)は、組織で自身の立場を失う。信頼回復には資金を整えるしかない。そこで組織の未収金を回収すべく、デフンら4名のヤクザはマガンホテルへ向かい、強硬手段に出るのだった。一方、彼らを待ち受けるは、マガンホテルの女社長ミナ(キムソンウンちゃん演じる)ら従業員。ヤクザどものなりふり構わない行動に、ホテルの従業員一同(と言っても、こちらも4人しかいない)、ヤクザと対決することを決意するのだった。

ヤクザとホテル従業員が大乱闘を繰り広げ、お互いの感情が交じり合っていく・・・。

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キムソックンさん演じるデフン(左から2人目)以下、外見からして強く無さそうなヤクザたち。未収金回収のため強硬手段に出るものの、ホテル従業員の意外な抵抗にあい意気消沈。強硬手段はあきらめ、新たな方法に出るのだった。


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キムソンウンちゃん演じる女社長ミナ(右から2人目)以下、ホテルの従業員。従業員が4人しかいないって、どういうこと?というツッコミはさておき・・・。コーラ瓶型モデルの異名から、人気のレギュラー番組で豪快に「音痴ぶり」を披露する愉快なお姉さんに変身したキムソンウンちゃんの映画デビュー作でもあります。ノレハジマ~♪


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2人を中心に話が進んでいく映画ですが、「映画ってココまでヤッツケで作れるものなんだ」と別の意味で感心できる作品。はっきり言ってメチャクチャです!ココまでメチャクチャだとイライラすることを通り越して、感心してしまいます(爆)。キムソックンさんも作品選びにもう少し慎重になった方がいいんでないか?と余計な心配までしてしまう始末。


お約束のようにドタバタ劇が続き、最後に大団円という気兼ねなく見れる作品ですが、大笑いできる感じでもない。全てが中途半端で、ラストこそが最も中途半端で、「もういいや。この辺で終わりにしとく?」みたいな製作陣の会話が、見てる側にまで聞こえてきそうです。常軌を外して、とことん突っ走ろうとしただろうのか?けど、突っ走れなかったから、全部中途半端。デビュー作の完成度がココまで低かったら、もう監督としてお声がかかることはないだろうな・・・。


映画『マガンホテル』 ・・・ 公式サイト(韓国語)

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2008年3月31日 (月)

映画『セブンデイズ』感想

先日、韓国でDVD鑑賞した映画『セブンデイズ』です。アメリカの某ドラマ(私も大好きです!)で大ブレイク中のキミュンジンさんが、久々に韓国の作品に帰ってきた点でも、公開当時は話題性充分の作品でした。


ユジヨン弁護士(キミュンジンさん演じる)は、どんな手段を使っても法廷で勝つ勝率99.9%の冷血な弁護士だが、一人娘の前では温かい母親に変わる。そんな娘の運動会に出席したジヨンだが、会場で娘を見失ってしまう。そして一本の電話がかかってくる。娘を助けたければ、1週間以内に殺人者で死刑囚のチョンチョルジンを法廷で無罪にしろと。娘を助けるため、ジヨン奮闘の1週間が始まる!


アメリカ帰りのキミュンジンさん。どんなに汚い格好もできるし発狂もできます。昔とは比べ物にならないくらい演技力が上がりました!映画の展開がとにかく速いので、ゆっくりと見せる所は、もっとゆっくり見せてくれれば、もっと良さが出たと思います。


この映画で一番光ったのは、刑事役のパッキスン。役柄に良く合っていて、見ていて非の打ちようがなかったです。ココまで弾けられるのなら、そろそろ主役もOKでしょう。良い作品を選んで、またカッコイイ姿をスクリーンで見せてください!


ウォンシニョン監督の作品は、これまで見たことが無いので、どういう監督なのかは良く分かりませんが、韓国映画に新しい風を吹き込んだと思います。サスペンス・スリラー系の作品ですが、目まぐるしく変わるカットと手持ち撮影などを多用して、緊迫感ある仕上がりになりました。


話の前半からたくさんの伏線が用意されており、その伏線が複雑に絡み合って最後につながります。展開が広くなりすぎて、ところどころ理由付けが弱いところもありますが、映画で言わんとしたい娘を持つ母親の気持ちは、画面を通じて良く伝わってきます。非常に頭の回転が速い監督さんだと思いますので、スリラー系が好きな方は面白くご覧になれる1本だと思います♪


映画『セブンデイズ』 ・・・ 公式サイト(韓国語)

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2008年3月23日 (日)

映画『同い年の家庭教師レッスン2』感想

2007年4月に公開された映画『ドンガムネギ・カウェハギ・レッスン2(同い年の家庭教師レッスン2)』をDVD鑑賞しました。ハヌルさんとサンウ氏が出演した過去の作品とは、何の繋がりもありませんが、同い年の、それも韓国と日本の男女にスポットを当てた作品です。


小樽の蕎麦屋の娘キタノジュンコ(イチョンアちゃん演じる)は、お店で出会った憧れのオッパに会うべく韓国留学を実現させた。ジュンコは、ソウルに到着するや下宿に荷物を下ろすのだが、下宿先の主人の息子ジョンマン(パッキウン演じる)に、ひどい目に合わされ、主人に出て行くと告げる。息子の不甲斐なさに怒った主人はジョンマンに、ジュンコを下宿に連れ戻させ、韓国語を教えることを命じたのだった。そうして、ジュンコの波乱に飛んだ韓国での留学生活がはじまる!


日本人留学生役のイチョンアちゃんは韓国語が出来ない役柄。もともと韓国語を母国語とする人が敢えて話せないようにする、そして日本人が話す韓国語の特徴をよく捉えています。流暢な日本語を話すわけではありませんが、良~く役作りができています!その他、出演する主要メンバーの確かな演技力、そして息の合った演技が素晴らしい!予想外でした♪非常に良く出来た作品です!!!コメディと恋愛の要素を“韓国語”という言語を通して、非常にテンポ良く、メリハリを利かせて、飽きることなく楽しめます。


特に韓国に留学経験のある方なら、共感できる部分が多々ありますし、逆に韓国人から見ても、韓国人が可笑しく感じる日本語的韓国語の特徴も良く表現されているなど、日本人が話す韓国語、そして日本語と韓国語の違いが良く分かるなど、語学的にも、かなり研究されていると思います。おそらく韓国語学習の中級者以上なら、ツボにはまることでしょう♪日本語字幕の作品が市場に出ているかどうかは分かりませんが、字幕なしで理解できる方なら、その面白さが十二分に感じ取れる作品ではないでしょうか。


映像を見ていても非常に有名な場所がたくさん出てきますので、バックを観ていても楽しいです。最後の微笑ましい終わり方も、なかなか良いと思います。間違いなくオススメの1本ですね!


映画『ドンガムネギ・カウェハギ・レッスン2(同い年の家庭教師レッスン2)』
・・・ 公式サイト(韓国語)

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2008年3月19日 (水)

映画『ハミング』感想

ホワイトデーに狙いを定めて公開された恋愛映画『ホミン(ハミング)』を、少し前に観ました。

ミヨン(ハンジヘちゃん)とジュンソ(イチョニ)は、付き合ってまもなく2000日を向かえる間柄。しかしジュンソは、そんな長く付き合っていることに、ただ何となくうんざりし始める。ミヨンと距離を置きたいジュンソは南極基地での1年間の勤務を申請する始末。けれども、待つ!と言い切るミヨン。

そんなある日の朝、ジュンソの家にミヨンが無線機を持ってやってきた。「コレがあれば韓国と南極で通話が出来るじゃない!?」そうして家を出たジュンソは、ミヨンが昨夜、交通事故にあったという電話を受けた。ミヨンはさっきまで家にいたのに。信じられない面持ちで病院に駆けつけたジュンソは、ひどい状態のミヨンを直面するのだ・・・一体どうなっているのか!?そして初めて気づく、ミヨンに対する本当の気持ちは!?


ミヨン役のハンジヘちゃん。今絶賛放送中の『ミウナコウナ』でも大活躍中の元気印・ハンジヘちゃんは、テンパった役をやらせれば一品です!落ち着いた大人の女性の役へは、まだまだ階段を登っている最中ですが、彼女の眼差し、声が私は好きです♪


ジュンソ役のイチョニ。ちょい役で出るならまだ目をつぶりますが、主演に抜擢するには早すぎるのではないでしょうかね~。久々にダイコンを見て痛かったです。途中からどんどんヒドくなっていき、観ているコッチが「あ~。演技しようと頑張ってるな~。」って感じ。ただ、あるシーンで登場する韓国の某名峰に登って撮影したのはスゴイです!


最近120分程度の作品が多い中で、96分の作品でした。・・・にも関わらず、途中から退屈で退屈で早く終わって欲しかった。軽くてメリハリがないは、目をつぶれないツッコミ所は満載だは・・・。映画に込められたメッセージが分かりやす過ぎるからこそ、オムニバス映画の1つ、20分くらいの短編で充分です。出演者のファン以外は軽くスルーです。


あの『チョプソッ(接続)』他の監督さんなんだけどな~。公式サイトすらブログで済ますという低予算映画とはいえ、一体どうしてしまったのでしょうか・・・。最近の韓国の恋愛映画は、不発が多いようにすら覚えてきます。


映画『ホミン(ハミング)』 ・・・ 公式サイト(韓国語)

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2008年2月29日 (金)

映画『追撃者』感想

巷で噂になっている、チングからも見たほうがいいよ♪とお墨付きをもらった映画『チュギョッチャ(追撃者)』です。

元刑事で今はデリヘル業を運営するジュンオ(キミュンソッさん演じる)は、風邪でダウンしているミジン(ソ・ヨンヒちゃん演じる)を電話口で叩き起こしては、依頼主のところへ向かわせるのだった。しかし最近、依頼したデリヘルが失踪する事件が起こっており、調べてみたところ、共通点が見つかった。失踪したデリヘルの依頼主の電話番号が全て同じだったのだ。

ミジンの依頼主も4885(電話番号の下4桁)だった事に気づいたジュンオは、ミジンに「依頼主の家に入ったら住所を知らせるように」とメールする。依頼主の家に入ったミジンは、ジュンオにメールするが、いくらやっても電波が入らない。その家の外に出ようと玄関に向かうと、何とドアには南京錠が。4885ことヨンミン(ハジョンウさん演じる)は殺人鬼。ミジンの命は・・・。ジュンオによるミジン救出、そして犯人追撃がはじまる。


元刑事役を熱演したキミュンソッさん。熱演どころの言葉では言い表せない程、演技を超えた、とにかく全身全霊の姿に感動しました。真の俳優はココまでできるのね。もともと活躍をされているキミュンソッさんですが、今回の映画で、韓国俳優界の新たなスターになったことは間違いありません。本当に凄い時は、感想の言葉が出てきません・・・。


殺人鬼役を熱演したハジョンウさん。こんな彼を見たことがありません・・・というか、しばらく彼が映っている画面を見ることができないかもです。それほどまでに怖く、完璧な殺人鬼と化していました。静かなる時の何を考えているのか分からない表情が、そして、あの微笑みがとにかく怖い。悪役をとことん演じれる俳優は本当に素晴らしい♪


殺人鬼に怯えるデリヘル役を演じたソ・ヨンヒちゃん。↑の写真のように微笑むシーンは、1回あるか無いかです。ついこないだまでドラマ『ミョヌリ・チョンソン・シデ』(感想はコチラ)で、明るいボンナム役を演じていたのに・・・凄い役を引き受けましたね。演技力に定評があり、これまでも数多くの作品に出演していますが、もっともっともっと演技をみてみたい女優さんの1人です。


というわけで出演した俳優の演技は“最強”です!そして、内容、演出、音楽、映像のどれをとっても凄い映画でした。スピーディーかつ緊張感のある展開に、まばたきする瞬間すら惜しく、初めはどっしりと椅子に座っていたところが、いつのまにやら前のめりになっていた自分に気づきました。この先いったいどうなるのか、そして結末は・・・久しぶりに韓国映画の底力を見ては、大きな衝撃を受けました。


ジャンル的には、『サリネ・チュオッ(殺人の追憶)』、『オールドボーイ(オールドボーイ)』、『ポッスヌン・ナエ・ゴッ(復讐者に憐れみを)』などが近いです。韓国映画ファンの方ならすぐに分かりますよね。こういった雰囲気の映画が好きな人なら、間違いなくオススメです。逆に言えば、満19歳以上の指定を受けているとおり、半端ない本格的な残虐シーンが相当数ありますので、それがダメな人にはオススメしません。


私自身、残虐なシーンは苦手ですが、それを差し引いたとしても、か~な~り凄い映画でした。「これは凄い映画だ」・・・それしか言葉が出ません。こういう凄い映画が時たま出てくるから、韓国映画はやめられないのであります♪


映画『チュギョッチャ(追撃者)』 ・・・ 公式サイト(韓国語)


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>NADESIKOさん、アンニョンハセヨ~。

とても面白かったです!ホラーでは無いので安心してくださいね♪
最近は日本での韓国映画の公開状態もようやく落ち着いてきまして、昔の状態に戻りつつあり安心します。ここ数年がちょっと異常だった感があります。もともとメジャー公開するよりも、単館上映の方が似合う作品の方が多いですから。ただ上映が無くDVDで観なきゃならない状態は辛いですよね、私は「スクリーンで映画を観たい」派でして♪NADESIKOさんもそうですか~?・・・この映画は日本でも公開して欲しいな~。

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2008年2月20日 (水)

映画『6年間恋愛中』感想

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ソルラル連休に公開され、バレンタインのカップル達を狙った恋愛映画『ユンニョンッチェ・ヨネジュン(6年間恋愛中)』を観覧してまいりました。

場数を踏んでいるキムァヌルさんと、軍隊から帰ってきた元歌手ユンゲサンのコンビです。カップル達は時節柄、俳優の演技も、ストーリーも特に難しく考えず、見終わった後に自分達もステキな恋愛ができれば満足するわけです。

タジン(ハヌルさん演じる)とジェヨン(ユンゲサン演じる)は付き合い始めて6年目で現在同棲中。電話で声を聞けば、相手が何をしているのかなどはすぐに分かる間柄。けれど、さすがにマンネリ感はぬぐえないわけで、そんな時にタジンは仕事先のある男性と、ジェヨンも仕事先でアルバイトの女の子に出会い、それぞれ浮気をしてみるのだった。


映画では超久しぶりに“等身大の女性”を演じたハヌルさん。ぶっ飛んだ役柄が多かったのですが、今回はオーバーな演技をする必要もなく、ごく普通の女性の役で登場。たぶん女優としてではなく、1人の女性として見た時、このタジンという女性が、普段のハヌルさんに一番近いんだろうな~。と勝手に考えながら鑑賞。左利きだったのね・・・。


いわゆる“イイ人顔”の元歌手。意外と細かい演技ができます。本人は真顔のままでも、観客を笑わせることのできる小技が効いているので、もしかしたら、3枚目の役を徹底してやらせたら、大成するかもしれない逸材です。言葉を口にしなくても、笑わせることができる能力は、演技者として大事な能力の1つです!


話がちょっとズレますが、タジンが立っているこの場所。クイズです。さ~て、どこでしょう?・・・当サイトを良くご覧くださる方なら、すぐに分かりますよね♪


話を元に戻しまして、この映画。ヤマなし、オチなし、イミは少しはあったか?かと言って深いカラミもなし(期待はしてませんが)。・・・よくある男女の会話を2時間ず~っと聞かされただけでした。お金を払ってまで、聞き取りの練習をしに来たんではなかったんだけどな・・・。クライマックスらしき場面も、よ~く考えてみればあったかもしれないが、ラストもラストで「え~、こんな終わり方なの~?」みたいな、やや拍子抜け感あり。


何が目新しかったのだろうか。同棲というキーワード自体は、日本では珍しいものでもなく、韓国でもちょっと前までは目新しかったが、2008年の今日では韓国人の間でも新鮮なテーマでもないし。敢えて言うとすれば、同棲を真正面から扱った韓国の作品は、私の記憶の中では、これまで無かったかな。ただ映画の中で、同棲というキーワードは、あくまでも背景であって、一番大きなテーマでは無いようにも感じました。


映画全体を通じて、色々な側面の話が出てくるのだが深くない。話が広く浅いので、観客に一番伝えたいメッセージがはっきりしない。それにメリハリがないので、ダラダラしてしまって、それこそ観客の方がマンネリ化してしまったのではないだろうか。個人的な話をすれば、同棲経験はないが、映画の主人公のキャラクターたちと同じ世代なので、話を聞きながら共感できる部分は多々ありました。けど、この映画は観客達の「共感」を誘いたかったものなのだろうか・・・。


ハヌルさんがとてもキレイに映っているなど、映像美にはこだわっていたように見えたが、ごく普通の男女の、ごく普通の会話を、2時間ず~っと聞かされたのは、ちょっと苦痛でした。等身大の年齢のキャラクターを演じた主演の2人に責任はないと思うが、それぞれの浮気相手の俳優男女はセリフが棒読みだった・・・。難しい映画でした。


映画『ユンニョンッチェ・ヨネジュン(6年間恋愛中)』 ・・・ 公式サイト(韓国語)


---コメント返信------


サランヘソウルさん、オソオセヨ♪

いつもご訪問くださいまして、ありがとうございます♪
チョンダム大橋、正解です!ティン・ドン・デ~ン♪より詳しい情報は、コチラよりご覧下さ~い♪毎日とても忙しく勤務なさっていることと存じますが寒い2月、体調を崩されないよう、お気をつけて過ごしてくださいね!ファイティンです♪

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2008年2月11日 (月)

映画『最後の贈物…帰休』感想

Mjs01今年のソルラル連休を狙った映画の中でも“催涙映画”と呼び声の高い『マジマッ・ソンムル・・・クィヒュ(最後の贈物・・・帰休)』を鑑賞してまいりました。

主演はシン・ヒョンジュン(韓国語発音:シニョンジュン)さんとホ・ジュノさん。韓国映画・ドラマを好んでご覧になる方なら、もはや説明不要の、文句のつけようのない演技派2名です。それから特別出演として、有名な女優さんが重要な役で出演されましたが、ココでは伏せておきましょうね。

愛する一人娘セヒが誕生日の日に血を吐いて倒れた。病院で検査を受けた結果、「肝臓の移植手術をしなければ娘さんは命が危ない」と宣告された父親のヨンウ(ホ・ジュノさん演じる)は、長年の友人であり無期懲役の受刑者であるテジュ(シニョンジュンさん演じる)を10日間だけ釈放(=帰休)して、娘の為に手術を受けてくれと頼み込む。テジュは「なんで俺が!」と、その場から逃げ出しては、久しぶりの自由を勝手気ままに満喫することに決め込むのだが、ある日セヒとともに出かけた、とある場所にて衝撃の真実を目の当たりにし、以降、テジュは人が変わったように、セヒを守るために生きることを誓うのだった。


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組織のためにムショ入りになったテジュ(シニョンジュンさん演じる)。冒頭から非常に荒っぽい性格で登場です。そんな荒っぽいテジュも「家族」「愛」というキーワードからは背を向けることは出来ず、みるみるうちに良い人に変身していきます。愛する人を守るという役が良く似合うシニョンジュンさんならではの魅力に引き込まれていきます。


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ヨンウ(ホジュノさん演じる)は、ただひたすらに娘のセヒを助けることしか頭にありません。彼にとってセヒが全てなのです。娘を助けるために次から次へと困難に直面するのです。これまでどちらかというと固い厳しいイメージの役どころが多かったのですが、今回は、娘を愛する温かいパパとしてのイメージも垣間見ることができました。


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娘のセヒ役を演じた女の子。文句なしの演技です!彼女の印象深いシーンで何度涙が流れたことか・・・最近の子役は見事な演技をします。グッドでした!


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しかし、「期待し過ぎてしまった分、跳ね返りが大きかった」という一言に尽きます。
中盤までは良い展開で進むのですが、感動的になるはずの後半に失望です。ストーリーが心の中にすんなりと入ってこない。不自然な場面、要らない展開や、わざとらしい演出が見受けられます。一番の不自然は、この2人が同級生だという設定。実年齢では、たった4歳しか変わらない2人ですが、どう頑張って見ても同級生には見えない違和感を最後まで引っ張ってしまいました。


キム・ヨンジュン監督。「アウトライブ~飛天舞~」「無影剣 SHADOWLESS SWORD」(ちなみに2作品ともシニョンジュンさんも参加してますよね。)など武峡映画を撮っていた監督がノワールでもあり、ドラマである方向に転換してきました。本作はドラマとして見るよりも、ノワールとして見た方が良いのかな・・・いずれにしても中途半端さがぬぐえません。上記の2作も含めて、ジャンルは異なっても良いけど、何を「核」に映画を撮ろうとしているのか、その真意が私にはまだ把握できません。


俳優陣の演技は素晴らしい。涙も誘います。会話の内容も理解できている方です。けれども肝心なところで満足できませんでした。一番濃くして欲しいところが“薄い”かな。テーマというか素材は悪くないんだけどな。


映画『マジマッ・ソンムル・・・クィヒュ(最後の贈物・・・帰休)』 ・・・公式サイト(韓国語)

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2008年2月 2日 (土)

映画『スーパーマンだった男』感想

久しぶりに映画の感想です♪映画自体は観ていましたが、ハリウッドの恋愛ものだったり、ファンタジーものだったり、見たい韓国映画が無かったりで、感想を書く気が全く起こらなかったわけであります。

さて本題ですが。現在の韓国映画界で、確かな演技力と集客力の2つを兼ね備えた俳優は多くありませんが、ファン・ジョンミンさんは間違いなく現在の韓国映画界を支える1人であり、私も大ファンであります。そんな彼が昨秋に公開された『幸福』の次の作品に選んだのが『シュポメニオットン・サナイ(スーパーマンだった男)』です。

映像関係の会社に勤めるスジョン(チョン・ジヒョンちゃん演じる)はある日、地下鉄の駅で大事なカメラ機材が入ったカバンをひったくられたところ、アロハシャツを着た男(ファン・ジョンミンさん演じる)が現れ、犯人を追っかけてはカバンを取り返してくれた。名前を聞くと彼は自分の事をスーパーマンと答え、困っている人を見つけては助けているのだと。スジョンは彼を追っかけて、ドキュメンタリー映像を撮ろうと決めるのだった。そして、彼がスーパーマンたる秘密が明らかになっていき・・・。


純粋がゆえにどこまでも突っ走る役を任せれば右に出るものはいない程、今回の役に全身全霊の演技を見せてくれたファン・ジョンミンさん。やはり最高です!前回の『幸福』は、監督自体があまりセリフを用意しない方、感情を内面に押し込め、“静”で表現するのが得意な方なので、それはそれで良かったのですが、今回のスーパーマン役はハマリ役でした♪ちなみにSupermanをハングルに変えると「シュポメン」と発音します。


久しぶりにスクリーンに戻ってきたチョン・ジヒョンちゃん。髪を切って前髪のある姿が新鮮でした。今作品はスーパーマンの存在感がズバ抜けている反面、彼女がどういう演技をしたかったのか、また、劇中のスジョンというキャラクター自体が立っていないように感じました。この役を任せるなら、別に彼女でなくても良いような気すらしましたが賛否両論分かれるところでしょうね・・・。


途中まで、「そうか。これはコメディー映画だったんだ!」という展開で進むのですが、後半からガラリと変わります。前半から後半の展開へのヒントは所々に出ているのですが、後半への変わり目が、やや突然な感じがして、一気にクライマックスへ導こうとしているところがあり、もう少し滑らかな展開を希望。


そうは言っても、クライマックスからラストにかけて、監督が観客に何を伝えたかったのかは、非常によく理解でき、かつ感動的な展開になっています。「過去は変えることは出来ないが、未来は違う。変えることができる」・・・良いセリフを初めとしたクライマックスのシーンは、とても良く出来ていて感動して涙が流さずにはいられませんでした。日本ではほとんど無くなってしまった・・・そして、韓国でもソウルでは段々無くなりつつあるもの。もう一度見つめなおし、一人一人が行動していかなきゃならないものを改めて考えさせられました。


余談ですが昔、日本人チングと、こんな会話をしたことがあります。


よ : 最近どう?(帰る時、電車の座席に)座って帰れてる?
友 : うん。実はね・・・1回終点まで行って折り返してるの。
よ : えっ!そこまでする?
友 : だって、疲れてるんだもん!


さらに、韓国に来て韓国人チングと、こんな会話をしたことがあります。


友 : 韓国人の良いところは、どんなとこ?
よ : お年寄りに席譲ったり、荷物を持ってあげたりするところかな~。
友 : え~?ヤダ~。私、絶対にしないけど。
よ : えっ!どうして?
友 : 私だって疲れてるんだもん!


まさか全く同じセリフを韓国でも聞くとは思いもしませんでしたが・・・。まぁ全員が全員そういうわけではないのだけど、映画を見ながら、その時の会話が思い出されました。


チョン・ユンチョル監督。経歴を見てみたら映画『マラトン(マラソン)』の監督でした。納得です。社会的なメッセージを込めるのが、とても上手い監督さんです!そして、ファン・ジョンミンさんの演技力。ファン・ジョンミンさんの演技を悪く言う韓国人の話はほとんど聞きません。誰もが実力派と認める、私も大好きな俳優の1人です!作品全体を見れば満点は付けられないけれど、高得点をあげられるオススメの1本です♪


映画『シュポメニオットン・サナイ(スーパーマンだった男)』 ・・・ 公式サイト(韓国語)

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2007年11月24日 (土)

映画『正しく生きよう』感想

1ヶ月前に公開されたため、もうすぐ公開終了になってしまうのを心配しながら、映画館に駆け込んで見てきた映画が『パルゲ・サルジャ(正しく生きよう)』です。

私はあくまでも、きちんと演技が出来る俳優さんが大好きなのですが、今回の映画の主役、チョン・ジェヨンさんも、そういった意味で大好きな俳優さんの一人で、この映画の公開を楽しみにしていた次第です♪

銀行強盗が多発するサンポ市の交通課警察官チョン・ドマン(チョン・ジェヨンさん演じる)は、新たな警察署長イ・スンウ(ソン・ビョンホさん演じる)の銀行強盗模擬訓練のもと、強盗役を引き受けるのだが、模擬訓練を適当にやって適当に終わらせることが出来ない、ドマンの真面目すぎる性格が災いして、スワット部隊は到着するは、全国ニュースで生中継されるは・・・はたしてこの模擬訓練の行方はどうなる!?・・・という内容。


とても面白かったですね。さすがチョン・ジェヨンさんです、期待を裏切りません♪劇場の中は終始、笑いに包まれていました!でも、面白いことをしてウケを狙った笑いではなく、とにかく真面目で頭が固すぎるがゆえに、おかしいわけです。


新任警察署長役のソン・ビョンホさん。日本の俳優さんで誰かに似ているような気がしてなりませんでしたけど・・・名前を忘れてしまいました。基本、この2人が中心となって物語りは進んでいきます!


紅一点というわけではないけれど、模擬訓練に使われる銀行員役のイ・ヨンウンちゃんも光っていました。ちょうど今『ミウナ・コウナ(憎くても可愛くても)』にて好演しているし、そもそもを辿れば、『彼女を信じないでください』でカン・ドンウォンの妹役を熱演した記憶が甦ります♪


模擬訓練に参加した人たちと、強盗役のドマンとのやり取りでも、それぞれポイントを持っていて良かったですね。首からぶら下げているのは、「ポバク=捕縛」です。あくまでも、訓練ですから・・・。


この映画、とにかく強盗役の警察官ドマンが、真面目すぎて最善を尽くすのはよいのだけれど、警察署長の考えるシナリオとは、常に逆に行き過ぎてしまい、本当に最後はどうなるのかが気になりながら見ていたのですが、そのクライマックスシーン。めちゃくちゃ凄かった!演出と演技力の凄さからか、私も自然的にそうしたのですが、劇場にいたほとんどの人が、チョン・ジェヨンさんのアクションに対して、拍手とオ~!という歓声が湧き出ました!

私自身、演劇を見て目の前で演技する俳優さんに向かって拍手をすることは数知れずですが、映画のスクリーンを観ながら拍手をするのは初めてでした!そこまで吸い込まれてしまう、チョン・ジェヨンさんの演技力が引っ張った、充分に楽しめる映画でした♪


映画『パルゲ・サルジャ(正しく生きよう)』 … 公式サイト(韓国語)

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2007年10月 3日 (水)

映画『幸福』感想

Poster_1映画『ヘンボッ』を公開初日の今日、さっそく観に行ってまいりました。“ヘンボッ”とは、幸福、幸せという意味で、日本公開時には、きっと別タイトルを引っ張って来そうな予感がしますけどね。よくある映画業界のお約束です。

なぜ公開初日に観に行ったか?というと、以前からず~っと注目していた映画だったからです。監督の名前を挙げれば、韓国映画に詳しい方ならすぐに分かるハズ!?
そう、ホ・ジノ監督の作品です!

名作中の名作『パロレ・クリスマス(8月のクリスマス)』の監督さんです。その後は、興行不振に陥った『ポムナルン・ガンダ(春の日は過ぎ行く)』、国外市場を意識しすぎた『ウェチュル(外出)<日本語タイトル:四月の雪>』などを手がけましたが、韓国国内においても『8月のクリスマス』ほどの好評価には、到底届くものではありませんでした・・・。

そんなホ・ジノ監督の最新作『幸福』。私は“今度こそ監督の底力を見せてください!”と半ば頼み込むような想いを胸に、劇場へと足を運んだわけであります!

病気療養のために山村奥深くの療養所にやってきたヨンス(ファン・ジョンミンさん演じる)は、そこで既に8年も療養しているウニ(イム・スジョンちゃん演じる)に出会い、2人は惹かれあっていく。そんな2人は療養所の許可を得て、近くの農村で家を借りて仲良く暮らしていくが、ヨンスは病気が回復し、ウニは回復の兆候が見えず。そんな中、元気になったヨンスは次第にウニへの愛情が薄れていってしまい・・・という内容。


ヨンスを演じたファン・ジョンミンさん。『君は僕の運命~ユア・マイ・サンシャイン』での、あの素晴らしい演技を見て以来、大好きな俳優の一人です。上記の作品とともに、この先ずっと語り継がれる作品となることでしょう♪


ウニを演じたイム・スジョンちゃん。これまでの作品よりも遥かに、グッとくる、迫真に迫る、成長した演技が良かったです!薄い化粧して田舎のモンペ姿が似合うのは、チャン・ツィイー以来です♪・・・冗談はさておきですが、素朴で純粋で何よりもヨンスの事を真に愛するウニの熱演、本当に素晴らしかった。彼女にとっても間違いなく、今回の作品が代表作の一番手になることでしょう!


物語がラストに向かっていく終盤。スクリーンを観ながら、ずっと胸が痛かったです。
“カスミ・アッパソ・スルプトラゴヨ・・・。” 感動して涙が流れることは良くありますが、胸が痛くて涙が流れたのは久しぶりでした。日本公開前の作品。多くは書けませんが、胸が痛かったという所まででお許しクダサイ。・・・ホ・ジノ監督が付けたタイトルは『幸福』。ぶっちゃけ直球です!観終わった後に、あらためて『幸福』について、考えることができるような、余韻が残るステキな作品です。


恐らく韓国人の間では、好きと嫌いが、ハッキリ分かれるでしょうね。そんな感じがします。逆に日本人の場合は、グッと来る人が多いと予想します。私個人としては、もうちょっと頑張って欲しかった部分もありますが、全体としては男女の愛について、ただキレイにさら~っと流すのではなく、泥臭く、そして生々しく描き、タイトルの幸福について考えさせられるホ・ジノ監督の実力を改めて再確認でき、とても安心しました!クレジットの中で、テレビ朝日の資本が入っていたので、近いうちに日本でもご覧になれることでしょう♪オススメします!ご覧になってみてはいかがでしょうか?

蛇足ながら、全体を通して非常に簡単な韓国語の会話が続きましたので、かなり理解しやすかったです。ある程度(グル検3級くらいかな?)勉強された方なら、字幕なしでも余裕でイケると思いますよ♪・・・コッ・トジョン!(是非チャレンジを!)


映画『ヘンボッ(幸福)』 ・・・ 公式サイト(韓国語)

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2007年9月17日 (月)

映画『2つの顔の彼女』感想

映画『トゥ・オルグレ・ヨチン(2つの顔の彼女)』を観て来ました。“ヨチン”とは、“ヨジャチング”を縮めた言葉です♪

女の子とキスすらした事の無い貧乏大学生クチャン(ポン・テギュ君演じる)は、天使のような女の子アニ(チョン・リョウォンちゃん演じる)と偶然出会い、そして惹かれていく。そんなある日、優しく笑顔あふれるアニが、急にタバコは吸うは、言葉遣いは悪いは、何よりも凶暴になってしまった。アニは自分の事を、ハニだと言う。そう彼女は多重人格だった。天使のようなアニ、悪魔のようなハニ。クチャンの運命はいかに!?・・・という内容。

全体の7割くらいは楽しく見れました。終盤のストーリー展開が、どうしてそうする必要があるのか悩む所だったりもしますが・・・。悪魔のような凶暴なアニの立ち振る舞いは『ヨプキチョギン・クニョ(猟奇的な彼女)』の2番煎じな感じがしないでもなかったですけど、よく出来たロマンチック・コメディーです!

クチャン役のポン・テギュ君。よくいるダメ大学生が似合ってました。“地”じゃないかと思えるくらい、コメディーな演技がウマイ。最初から最後まで緩急をつけて、ストーリーを引っ張りました!女の子とキスできる日を夢見て、いや“妄想”している今日この頃。


アニ役のチョン・リョウォンちゃん。アニは、ちょっと“不思議チャン”が入っているけど、優しくて良い子です。耳と耳でキスする“クィス”のシーン。韓国語で耳は“クィ”ですから。


ハニは暴力的。口は悪いは、口よりも手足が早いは、喧嘩は強いは、クチャンにとっては災難ばかり。超おっかない!おかげで、クチャンの顔はアザだらけの日々・・・。


チョン・リョウォンちゃんが演じる、正反対のキャラクターがメリハリがついていて良かったですね。一度の映画で、2つのキャラクターの演技が観れるのは、観客としても美味しいです♪それにしても今回の彼女の雰囲気。映画『ハチクロ』で蒼井優ちゃんが演じたハグちゃんの雰囲気に、すご~く似ていました。・・・私だけ?

この映画で主役の男女2人の息は、よ~く合っていましたので、全体的に安定感がありました。クチャン、アニ、ハニ。全てのキャラクターの性格や行動が一貫していて、分かりやすかったです。そういう意味でも2人の役者さんが良かった!まだまだ演技が伸び盛りの2人。今後の活躍にも期待が膨らみます♪・・・惜しむらくは、もっと良い脚本を!


映画『トゥ・オルグレ・ヨチン(2つの顔の彼女)』 ・・・ 公式サイト(韓国語)

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2007年9月12日 (水)

映画『マイ・ファーザー』感想

韓国で生まれ、幼い頃にアメリカへ養子に出されたジェイムズ・パーカー、韓国名がコン・ウンチョル(ダニエル・ヘニー演じる)は、実の親を探すために、在韓米軍の軍人として韓国に戻り、軍隊で知り合った韓国人の友人の助けを借りて探し当てたところ、父親は何と死刑囚として刑務所にいた・・・という実話をもとにした作品。

内容は観ずとも想像できてしまうところですが、監督の演出や音楽、そして俳優の演技などが良ければ、120%感動的な作品になります♪実際に観る前は、韓国社会に多く見受けられるテーマだし、条件付きで感動できそうだし・・・という風に考えていました。実際、境遇こそ違えど、コリアン=アメリカンが、うちの大学にたくさんいます。外見は韓国人なのに、韓国語が下手で英語ばかり話す人たちと初めて会った時はビックリしましたけれど・・・。


さて。主演のダニエル・へニーに関しては「確かに容貌は適任だけど、演技はできるのかしら?映画・ドラマよりも、CM・モデル向けだろう」と期待はしていませんでした。が、しかし、というわけですよ!彼の演技、何という素晴らしさなのでしょう!!!


基本、彼の台詞は英語なのですが、ところどころ重要な部分こそ、たどたどしい韓国語で話すところがまたグッと来ます。自分の韓国名、育ての父親の死、実の父親との再会、実の父親が犯した本当の事実などに直面したときの表情や感情の表現力の良さ。軍隊用に髪の毛を刈った姿も、とても様になっていて、いやぁ格好よかったです。


キム・ヨンチョルさんが演じた父親としての、現実、過去、友情、罪悪感、真剣、そして愛情。20年ぶりに再会する息子を目の前にした時の行動・・・。どれもこれも分かるような気がします。彼は死刑囚。刑務所を出ることは叶いません。


韓国人の友人シン・ヨソプ役で出演したキム・イングォン君。このキャラクターどっかで見たな~と思ったところ、『シンブ・スオプ』でクォン・サンウの相棒役を務めた彼じゃないか。どっしりとしたテーマの展開の中にも、彼の明るい演技が、見ていてとても気持ちよかったです。それから、刑務所の神父役の俳優さん。名前が分からんのだが、ついこの間まで放送していた『カンナムオンマ・タラチャプキ』のキム先生じゃないか~。お~、英語がベラベラだったのね・・・。ここでも良い存在感でした♪


あらためまして。この映画は息子と父親の2人のストーリーです。この2人がストーリーを引っ張っていかないと話しにならないというぐらい他の作品よりも責任の重い主役。ストーリーを引っ張っていけない主役もいる中で、ダニエル・ヘニーの演技は見事でした!グイグイ引っ張ってもらって、後半は涙が流れっぱなしでした!大変おこがましい事ですが、私はこれから彼のことを“俳優”と呼びます!

幼い頃に世界各地に養子に出され、実の親を探しに韓国にやってくる、という韓国特有のストーリーは、日本人には理解できないかも知れません。日本で子供を海外に養子に出す、なんて話はほとんど耳にしませんよね。けれども韓国ではそれがあります。だからこそ、韓国の実情の一面が垣間見えるので、日本でも公開して多くの方に見ていただきたい一本です。蛇足ながら、そういう情況を無視しても、ストーリー展開が予測できながらも、感動できる作品です。

理解できなかったところも多々あるので日本語字幕で是非また観たい作品です!ここ数年、心に響く良い作品が多くはなかった韓国映画界の中で、途中、テーマがぶれることもなく、真に素晴らしい作品が久々に出ました。私の好きな韓国映画の、かなり上位に入る作品となりました!!!


映画『マイ・ファーザー』 ・・・ 公式サイト(韓国語)


---コメント返信------


>midori、アンニョンハセヨ~!

コメント、ありがとうございました!
日本で公開されているのですね~!?私もmidoriさんのコメントにホント同感です♪映画としても完成度が高かいですし、ダニエル・ヘニーの好演技(先日、実際に彼は新人男優賞を受賞しました!)そして、涙が止まらないストーリー。文句なしにオススメできる一本ですよね。
寒い師走12月。風邪にお気をつけてお過ごしくださいね。


>MAIKOさん、オソオセヨ。

コメントを残してくださいまして、ありがとうございます。私が韓国在住のため、日本での公開情報等は残念ながら存じません。MAIKOさんのお役に立てず申し訳ございませんが、どうぞご理解くださいませ。

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2007年8月31日 (金)

『天下壮士マドンナ』感想

学校が不定期に上映してくれる映画鑑賞会で、『チョナジャンサ・マドンナ(天下壮士マドンナ)』を観ました。昨年(2006年)夏に公開された映画ですが、当時の人気作品、『グェムル』『日本沈没』が公開されていた中で、他のハリウッド作品を抑えて、3番手の人気を維持した口コミで広まった密かな人気作品、とのことです。

主人公のオ・ドング(リュ・ドックァン君演じる)は、マドンナのような美しい女性になりたい、インチョン(仁川)の高校1年生。机の引き出しの中には、数多くの口紅があって、夜密かに口紅を塗っては、鏡を見つめる毎日だ。

そんな彼だが、自分が不細工なのは知っている。このままでは、いくらキレイに化粧をしても、不細工な女性にしかなれない。そこで、キレイな女性になるための手術費用を稼ぐために、アルバイトを始めるが、やはり500万ウォン足りない。そんな時に「シルム(韓国相撲)大会で優勝すれば、奨学金として500万ウォン手に入る!」と聞いたドングは、「マドンナになる前に、シルム大会で優勝するほど強い、天下壮士にならなければならないなんて・・・」と悩みつつも、学校の部活、シルム部の門をたたく。

チカラだけは、とても強いのだが、将来の夢は、美しい女性になりたい主人公!


シルム部の先輩たち。完全にお笑いトリオです。なかなかイイ味を出しています♪


自分にも他人にも厳しい3年生の先輩。初めはドングの事すら無関心なのだが・・・。


何とも言えぬ見応え感、満足感があり、思った以上に良い作品でした!
全体を通じてコメディが中心なのですが、完全にコメディという訳でもなく、シルムを通してのスポ魂ドラマ的な要素もあり、息子の女装癖に悩む父親との葛藤、母親の理解などのヒューマンドラマの要素もあり、単なる“コメディ”という枠には収まりきれない作品でした。そういう様々な要素が散りばめられているので、逆を言えば、どの要素も追求しきれず、少し中途半端な物足りなさは若干あるものの、主人公の少年をはじめ、出演陣の演技力の高さ、そしてテンポ良い展開に満足です!

特に主人公役のリュ・ドックァン君が、とてもキレのあるマドンナの踊りを披露しますが、なかなかのものです。たくさん練習をしたことでしょう!後で分かったことですが、彼は『ウェルカム・トゥ・トンマッコル』や『マイ・リトル・ブライド』にも出演していたようですが、いやはや思い出せません・・・。でも、この作品で、しっかりと記憶に残りました!!!

高校の日本語教師役で、日本人にはお馴染みのスペシャルゲスト(♪)も登場しますので、機会がありましたら、是非ご覧になってみては、いかがでしょうか!?

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2007年8月26日 (日)

映画『華麗なる休暇』感想

韓国映画の歴代観客動員数TOP10入りも、すぐ目の前まで迫ってきた映画『ファリョアン・ヒュガ(華麗なる休暇)』を見ました。1980年5月に起きたクァンジュ(光州)の虐殺事件を題材にした、『シルミド』や『テグッキ・フィナルリミョ(ブラザーフッド)』並みの、大規模なスケールの映画です。制作費に、なんと100億ウォンも投入されたとか。

カン・ミヌ(キムサンギョンさん演じる)は、クァンジュの平凡なタクシー運転手。高校生の弟と仲良く暮らしています。お~、キムサンギョンさん、本当にお久しぶりです~!『サリネチュオク(殺人の追憶)』以来ですね。いい役者さんになられました!

その弟、カン・ジヌ(イジュンギ君演じる)は、ユーモアがあって兄想いの高校生。学校でもリーダー的な存在が光ります。最初は、別にイジュンギ君じゃなくてもいいんでないの?とツッコミを入れてましたが、彼の魅力はたいしたものです。

クァンジュの看護士で、ミヌが一目惚れするパク・シネ(イヨウォンちゃん演じる)。後に負傷者がどんどん運び込まれ、野戦病院化する病院で奮闘していくうちに・・・。結婚して母親になってもなお、キュートですな。

ミヌが勤めるタクシー会社の社長パク・フンス(アンソンギさん演じる)は退役軍人。クァンジュで作戦を遂行する軍隊とパイプがあり、ボスと交渉ができます。アンソンギさんは、やはり韓国映画の宝です!彼のような存在に続く俳優は誰でしょうか・・・。


映画の冒頭からしばらくは、それこそ平和的で楽しい、それこそ正真正銘の“華麗なる”休暇なわけですが、次第に市民の民主化運動は激しさを増していき、ついに軍隊による発砲が始まりますと、映画の空気は一転、重く辛いものへと変わっていきます。主演の4人の素晴らしい演技で、涙が流れたのはもちろんのこと、要所要所に脇役の俳優達の演技も光っており、なかなかの見ごたえのある重いテーマの作品でした。


当時の韓国軍事政権が隠蔽したこの事件、つまりは、韓国の“負”の歴史に挑戦したことは、大変すばらしいものだと思います。いまだに、当時の犠牲者の家族も、たくさんいらっしゃることと思います。今でこそ、2年に一度ヴィエンナーレが開かれる芸術の町クァンジュですが、過去の闇がこのような形で改めて明るみに出たことで、人それぞれ、様々な思いを再度感じることが出来る作品です。映画が好き!嫌い!関係なしに、こういう事実があった、ということを映画を観て、感じ取っていただけたら、と思います。


私が1歳くらいの時の話です。映画の中で赤ん坊が出てきますが、まさに私と同じ年齢でして、さらには映画の主人公たちと、当時の私の両親の年齢は恐らく同じくらいでしょうから、私の両親が仮に当時クァンジュで生活をしていたならば、と想像すると、とても恐ろしい事件だと、私は感じずにはいられませんでした。


1980年5月18日。映画を見終わった後には、決して忘れられない日になることでしょう。


映画『ファリョアン・ヒュガ(華麗なる休暇)』 ・・・ 公式サイト(韓国語)

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2007年7月 1日 (日)

映画『ファン・ジニ』感想

昨日のお昼、繁華街まで出かけて映画をみました。
私が通う大学周辺は、こじんまりとしているので映画館も無く、映画を観るのにもバスまたは地下鉄に乗らねばなりません。こればかりは仕方ありません。

これまでも過去の旅行中に何度も映画館に足を運んでいるので、慣れたもんですが、韓国の映画館は全席指定なので、購入時に席を押さえてチケットに書かれた座席を確認して、きちんと座ってくださいね♪(豆知識?)

ファン・ジニとは、女性の名前です。
16世紀に実在したと言われる(のかな?)女性です。北朝鮮の小説が元らしいです。
ヤンバンという貴族の家に生まれ育ったジニ(ソン・ヘギョ演じる)は、ある時に自らの出生の秘密を知り、貴族の家柄を捨て、芸者(芸者と娼婦の中間くらいかな?)の道へ自ら進み、名前も名月(ミョンウォル)と変えて生活を送ります。
小さい頃から貴族の家で育ったものだから、美しい上に、音楽は出来るし、漢詩で勝負は出来るしで、世の名高い男性貴族をも虜にしてしまう、ザ・ベスト・オブ芸者が、ファン・ジニです。その彼女の子供の頃からある程度の年齢までのストーリー。

で、映画『ファン・ジニ』。まあまあかな。

ソン・ヘギョちゃんの演技は、これまでに比べれば頑張っていたとは思います。
芸者になってからの、あの独特の口調は少しは様になっていたかな。でも、ザ・ベスト・オブ芸者が醸し出す、ある種の余裕とか自信とか、そういうのはあまり感じなかった。それは、映画の演出のせいかしら?最高の芸者として生きる“強さ”よりも、内面の悩み・苦しみ・弱さを表現するシーンが多かったので、「ファン・ジニってこんな人だったっけ?」と思いながら観てしまった次第です。

ただし、彼女の衣装は全部美しかった。これは間違いない!もともと、何を着ても美しい女優さんですが、シーン毎に違う艶やかな韓服(ハンボク)で登場しては見惚れてしまいます。(←コレっ!)

良かったのは、ジニと幼馴染で、日本で言うところの石川五右衛門みたいな“逆賊の英雄”のノミ(ユ・ジテ演じる)です。ユ・ジテさん、あんなにマッチョだったっけ?と思わせるくらい、めちゃ身体が鍛えられています。アクションもカッコよかった。そしてジニに対する想いが共感できましたね~。

そして一番光っていたのは、ノミのような逆賊を放っておいてはいかん!ということで立ち上がる、今で言う警察署長みたいな武官長役のリュ・スンニョンさん。眼ヂカラが鋭く、迫力とオーラが満ち溢れた演技で、映画の中に流れる空気を一気に引き締めていました。イム・グォンテク監督の『千年鶴』にも出ていたそうで、これも観てみたい映画の一つなんですよね~。

ラストシーンで撮影された今は北朝鮮にある朝鮮半島の名峰・金剛山(クムガンサン)。本当に素晴らしい映像でした。基本、岩山なのですが、ともかく美しかった。観客の皆さんも、あまりの美しさにため息をついていました。行けるなら是非登ってみたい!

今朝ハスクのアジュンマに、「昨日、ファンジニ観てきましたよ~」と報告したら、「映画版はつまんないよ!ハ・ジウォンがやっていたドラマを見なさい、めちゃくちゃ面白いから!」と一蹴されました(爆)。韓国の人たちは、ドラマ版と映画版を比較して、みんなドラマのほうが好きみたいです。ハ・ジウォンはハマリ役だったとか!?韓国国民に愛されているのが、よく分かります♪

『ファン・ジニ』公式サイト(韓国語)は↓です。
http://www.hwangjiny-movie.com/main/
PCウイルスとかは当然ないので、自信がなくとも、興味がある方はどうぞ♪

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2007年2月23日 (金)

『春の日のクマは好きですか?』感想

春の日のクマは好きですか?原題:ポムナレ・コムル・チョアハセヨ?)』(主演:ペ・ドゥナ、キム・ナンジンほか)をDVD観賞しました。

「二人とも若いな~!」と思って、製作年をみると・・・2003年とのこと。実に納得です、はい。

スーパーマーケットで一日中、立ち仕事をするペ・ドゥナ演じるヒョンチェ。図書館で借りた美術の本をめくると、そこには愛のメッセージが加筆されていた。それが自分宛に書かれたメッセージだと思った彼女は、それを書いた人物(ヴィンセントと名付ける)を探すべく、2冊目、3冊目とメッセージが書かれた本を借り、その正体を突き止めていく。ヒョンチェの父や、偶然再会した幼馴染みのドンハ(キム・ナンジン演じる)など彼女を取り巻く人々と、少しずつ明らかになるメッセージの真実が、意外なラストにつながる。・・・と言うまとめになるでしょうか。

冷静に考えれば、「その情報だけで、どうして分かるの?」とか、色々とありえない展開(!?)など、まぁ多々ありますが、ざっくばらんに行けば、お馴染みの展開を温かく見守ることができる、さわやかな作品だと思います。

>ペ・ドゥナ
彼女らしさが、至るところに出ていて良いと思います。主演の力って大きいなぁ~と思うのが、彼女の演じるキャラクターが映画全体の雰囲気を決定づけているように感じました。そのくらい影響力を持たないとね、主演は。

>キム・ナンジン。
本来187cmの長身なのに、「あれ?身長低いな~」と思いました。純情・ノーテンキかつ一直線で、親近感ある役柄のために、敢えて、身長を感じさせないカメラワークをしたのかもしれません。だとしても、果たしてそれで彼の魅力を十分に引き出せていたかな?最近はサマになってきた彼ですが、まだ駆け出しの頃の演技だから許しましょう。誰にでも最初はありますから。そうは言っても、モデル出身だけあって、どんな服装でもキマって映っているのは流石キム・ナンジンです。

個人的に失敗した話。

彼女が密かに想い、名付けるメッセージの主、ヴィンセント。「ヴィンセント」と聞いて、「白井ヴィンセント(サクサクより)」を思い出してしまったのが、終わりの始まりでした。(爆)彼女がヴィンセントという度に、頭の中にはあのぬいぐるみの映像がぁ!それじゃあ、感情移入もできない訳で。見終わった後には、もちろん、独り反省会しました。ちなみに、ゴッホのファーストネームからヴィンセントと名付けたんですって。もうダメダメです、はい。

というわけで、自分自身にダメだしをして終わろうと思います。

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2007年2月 9日 (金)

『ウェディング・キャンペーン』感想

『ウェディング・キャンペーン(原題:ナエ・キョロン・ウォンジョンギ私の結婚遠征記)』<公式サイト:日本版>をDVDで観ました。(出演:チョン・ジェヨン、スエ、ユ・ジュンサンほか)
チョン・ジェヨン演じる38歳独身男マンテクが、お嫁を探しにウズベキスタンへ“お見合い遠征ツアー”に参加します。そこで出会う通訳の女の子がスエちゃん演じるララ。物語はマンテクとララの2人、そして2人を取り巻く様々な人たちと、テンポ良く進みます。

物語のほとんどがウズベキスタンで進みます。
ウズベキスタンは、ソ連時代に強制的に移住させられた朝鮮半島(主に北側)の人々が多く暮らしている国で、彼らは自らを高麗人と名乗っているそうです。調べてみると、同じ中央アジアのカザフスタンにも多いようです。日本でもブラジルに日系移民が暮らしていますが、異国の地で暮らし始める、その苦難の歴史には言葉も出ません。韓国政府は彼らに、在外同胞支援を行っているようです。

・・・話を元に戻しまして。
ストーリー自体は、ややお約束気味感もありますが、ずば抜けた演技力をもつチョン・ジェヨンさんが物語をぐいぐい引っ張り、自然と独特のワールドに引き込まれます。終盤、空港内で独り、叫ぶシーンなどは特に鳥肌が立ちました。『シルミド』や『小さな恋のステップ』『ウェルカム・トゥ・トンマッコル』での演技も良かったですし。でも私が見たいチョン・ジェヨンは、恋愛ストーリー物よりも、ハードボイルド的なものがよいかな~。
スエちゃんも良いキャラクターを演じています。最初の登場シーンでは、お腹の底から力強い声が出て、笑ってしまいました。

途中、「どうして!」ともどかしく思うこともあるのですが、それにもきちんと理由があり、エンディングではとても心地良い余韻が残りました。オススメです!

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2007年2月 3日 (土)

『夏物語』感想

『夏物語(原題:ク・ヘ・ヨルム:その年の夏)』(公式サイト:日本版韓国版)を観てきました。(出演:イ・ビョンホン、スエほか)

男女2人の出会いから恋へ、そして切なくなるラストだったが、もっと何とか現実的に幸せにならないもんかな~、というのが率直なところ・・・。それから「夏物語」というタイトル。どうも安っぽいというかセンスがないというか、もっと何とかならんもんかな~、とグチばかり言っていてはイカンイカン。

「ビョン様~♪」という客層が多いのかも・・・と心配しながら館内に入ったけれど、そうでもなく、色々な層の人がいて何故かひと安心。(そういう自分も大好きなスエちゃん目当てだったので、人の事を言えてないけれど。)

2人が生きる1960年代~70年代の時代背景の知識がなかったので、2人の身に起こる事が直感的に分からなかったのが残念。日本の事ですら、学生と警官隊が衝突したりしていた時代のことはテレビでチラッと見るくらいで、よく分からないという平和ボケだし。それはそれで自分の無知を反省しなければならないが、それは置いておいても、「その時代」を知る人なら分かる映画だろうな~。若い人には2人に起こる境遇などは分かりづらいかも・・・。

それでも俳優に目を向ければ、2人の演技は良かった。特にスエちゃんは良かった!(説得力がないかもしれんが・・・)第1作目の「家族」での演技は本当に良かった。今回映画3作目にして初めての純愛スエちゃん。次回作に何を選ぶのか気になります。

ラストの終わり方が、そこで完結してしまった気がしたので、エンディングテロップの時には余韻が残らず、ちょっと冷めてしまいました。ゴメンナサイ。テロップ見て、ハッとしたのが、イ・ビョンホン演じるソギョンに付き添う女性をどこかで見たことあるな~と思ったら、イ・セウンちゃんだったのですね。チャングムのヨリ役でもお馴染みの女優さんでした。エンディングテロップの時に考えたのが、「あ~、あの子はイ・セウンちゃんだったか~」ということでした。

ストーリーは嫌いだが、俳優は良かったので、ビョン様ファンとスエちゃんファンには、それぞれ2人の魅力が詰まった作品というまとめで良いかな。

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