2008年6月11日 (水)

闇照らすキャンドル@6.10

“アメリカ産牛肉輸入反対集会”と呼ぶのには、完全にふさわしくなくなったロウソク集会。一番前に特設舞台がありまして、各演説者がステージに立ってマイクで集会参加者に呼びかけます。それぞれの主張に耳を傾けてみると、狂牛病による健康被害はもちろんのこと、各種社会問題に対する大統領への批判の集会となっており、「イミョンバッ、ムルロナラ~!」などに代表される数万人の声がソウルの中心を震わせます。

午後7時。いよいよロウソク集会の開始です。イスンシン銅像前からスンネムン近くまで、人・人・人で完全に埋まりました。私も移動するのが大変になってきました。


チョンゲチョンの周辺も完全に人で埋め尽くされています。地上がきつくなってきました。


演説者の呼びかけに一挙一動する参加者たち。


登れるところには登ります。コンテナ前にも凄い人の数。各団体の旗も目立ちます。


これだけの人が集まると、歓声というのか…とにかく声の質が違います。


陽が沈みまして、ロウソクに灯がともりました。明るい時間帯とはやはり違う雰囲気を感じずにはいられません。異様な雰囲気です。


闇に灯るロウソクの灯。


セジョンノは交通規制のため、堂々と真ん中を歩けました。


入手品の数々。集会用カードや、集会で使うロウソクです。


今後の問題は、この集会が一体どこを落としどころにするか?ではないでしょうか。これだけの人が集まれば、それぞれ目的が微妙に違います。単に牛肉輸入だけ反対する人もいれば、大統領辞任まで要求する人もいますので、どの水準を満足点に落とし込むかが気になります。牛肉に関しては、アメリカと再交渉を「する」「しない」「できる」「できない」などの話も出ていますが、再交渉すれば今後の韓国の対米貿易が不利になることは避けられないでしょうし、仮に生後30ヶ月未満の牛肉輸入で再交渉が決まれば満足なのか。大統領は先日一度国民に謝罪していますが、どこまで謝罪すれば気がすむのか(何かと似た話だ)、大統領が本当に辞任すれば、この集会は終息するのかどうかの話もあります。部外者ながら方向性が気になります。


ピークだったであろう6月10日は過ぎましたが集会はまだまだ続くことでしょう。韓国語が分からない日本人が、日本語で喋りながらカメラをパシャパシャしていると、日本語を聞いただけで突っかかってくる韓国人も中にはいるでしょうから、むやみやたらに近寄ることはオススメしません(その昔、バスの中で友達と日本語で話してたら、いきなり怒られたことがあります)。ある程度の韓国語の実力そして自己責任でお願いします。


【参考 (韓国語/動画あり)】
6月抗争以後、最大規模の集会・・・大きな衝突はなかった。(NAVERより)
 昨日の日没後の集会は朝まで続きました。


---コメント返信------


>NADESIKOさん、あんにょ~ん!

お友達の方は大変でしたね…。まさに市内のど真ん中で連夜行われておりまして、夜は交通規制なので車は入れないんですよ…。NADESIKOさんが旅行される1ヵ月後まで続くかどうかは、分かりませんけれど…。そうそう!写真がないんですけど例の映画のラッピングバスを先日見かけましたよ。運良く写真が撮れましたら今度お送りしますネ♪

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2008年6月10日 (火)

コンテナまで出動@6.10

連日行われているチョップルチップェ(ロウソク集会)ですが、今日行って、まぁ無事に(=早めに切り上げて)帰って来ました。ずっと前から「6月10日」に行きたかったのです。1987年6月10日に、やはりソウルの市庁前を中心に、ミンジュハンジェン(民主抗争)が行われました。あれから21年目の今日、新たな民主抗争として、ロウソク集会も最大規模のピークに達する今日この日を、どうしても肌で感じたかったのです。

日本で報道されたかどうか知りませんが先日、集会団体の一部が暴徒化しまして、イスンシン銅像前をふさいでいた機動警察のバスを占拠・破壊したことを受けまして。


コンテナでふさがれたチョンワデへの道。一部暴徒化した市民がいたとは言え、基本、非武装で平和的な集会をやってます。大統領が変わろうが政府の姿勢は旧体質です。


そのコンテナには、さっそく色々書かれています。敢えて訳はつけません。


街中で配布されている抗議声明のプラカードの数々も貼り付けられておりました。


「直訳:主人は国民だ!辞めろ、イミョンバッ!」。集会のそもそもの始まりはアメリカ産牛肉輸入による狂牛病問題だったのですが、2週間くらい前から完全にイミョンバッ大統領の退陣要求へと集会の目的は移り変わっています。


集会の先頭の様子。開始までまだ90分も残っているのに、気合入っています!


ソウル市庁前広場でも、集会が開かれています。


この日は全国各地で100万人規模の集会を目指すとかで、続々と市内へと集会の団体さんがやってきます。物凄い数の人が集まる予感がします。


そして噂のロウソク。無料です。自分でロウソクと紙コップを拾って作っても良いし、作られているやつをもらうパターンもあります。・・・ロウソク屋は稼ぎ時ですね。


ミンジュハンジェンは韓国近代史の重要な歴史の1つです。当時のあのチョンドゥファンのクソ大統領っと言ったら・・・という気持ちですが。(私が歴代の韓国の大統領で一番嫌いな人物です。)まだまだ話と写真は尽きませんので、続きは次回の更新にて。まずは6月10日は歴史的な日だということだけでも、覚えて帰ってくださいな。


【参考 (韓国語/動画あり)】
21年ぶりに最大人員が集まった。(NAVERより)
 日没前までの明るい時間帯の様子が良く分かります。
徹夜デモ…警察・デモ隊激しく衝突 (NAVERより)
 先日の機動警察のバス襲撃関連です。

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2008年4月28日 (月)

中○様に占拠されたソウル

4月28日の日曜日、ソウルにて聖火リレー(ソンウァ・ボンソン)が行われました。長野の翌日に行われたわけです。私はというと、日本から観光に来ていた両親を案内しながら、インサドンから市内の中心部を通り、市庁前からトッスグン前の横断歩道を渡ってNANTAを見に行く途中だったのですが、非常に異様な光景でした。オリンピック公園では衝突もあり、投石にあった人が流血したりもしたそうです。

チョンゲチョンの上の道をリレーが走るらしく、チョンゲチョンは占拠されてました。


チョンゲチョンの始点広場。ココもすごい人の数です。


ソウル市民不在です。


向こう岸にも赤・赤・赤。


この日は機動警察も気合が入ります。


広場。人多すぎで通れません!・・・私はただ、NANTA劇場に行きたいだけなのに。


日本で長野の様子をご覧になった方も多いかと存じますが、長野と比べてどうでしょうか・・・。ソウルの各大学に通う留学生のみならず、バスを利用して韓国全土に散らばる中国人留学生が終結していました。NANTAを見終わった後に、中国人たちが大型バスに乗り込んで次々と発車するのを見ましたので全土から集まったのは間違いありません。ソウル市内の学生なら地下鉄や路線バスで家に帰れますので。そうして今日、学校で知っている中国人20人位に尋ねてみたところ、なんと90%の参加率でした。別に参加しなくても、特に御咎めはなしとの事です。


ネタバレですが、中国国旗は1番大きいのが1号。小さいのが4号と全部で4種類ありまして、全て在韓中国大使館によって用意されたものです。Tシャツは無料の人もいるし、有料で一枚4,000ウォンで買った人もいたり(要するに国からの指示というのは完全にクロです)。うちの大学の子たちは朝10時に大学に集まって準備して、2時前にスタート始点のオリンピック公園へ。各地を転々しながら7時にゴールの市庁前へも行ったようです。団体行動が嫌いな子たちも中にはいましてそういった子たちは、個人的に集まって行ったようです。街中では、2種類の歌の合唱(一つは国家。もう一つは民族的な歌だそうです。)、「中国加油」(チョングォ・ジャーユー : 中国がんばれ)の大合唱でした、ココは韓国なんですが・・・。


一夜明けて、学校で本人達に話を聞いてみたところ、考え方は十人十色ですが、疲れながらも満足している子たちが多かったと思います。主な意見は↓


①祖国の大事なイベントに外国の地で参加できて光栄。
②こんなに人が多いのは、ちょっとおかしい気もする。
③家に帰って韓国のインターネットの記事をみたら、全部悪く書いてあって頭にきた。
④ただただ疲れた。


しかし私は反対です。何が反対か?他国でもの凄い数の自国旗を振り回すことがです。こうして韓国で暮らしながら、韓国の政治やらスポーツやら芸能イベントやらで、韓国人の大群に囲まれるのは、それは私が韓国で暮らしているから何も問題はありませんが、他の国で自国の国旗を振りかざす、それもどこかの一角がそう、というわけではなく、想像を圧倒する数の人が動因されていました。サッカー競技場のアウェー・サポーターくらいの規模ならまだ許せるところもありますが、完全に逆でした。アウェーが主役ではダメです。日本なら長野市民、韓国ならソウル市民が主役でなければ!そういう行動は、完全に現地の人々の感情を無視した、無神経な行動以外の何物でもないのではないでしょうか。


とにかく非常に怖いものを感じましたし、気分の良いものではありませんでした。中国の国旗ではなくて、白地に5輪のオリンピック旗だったら、まだ違和感も少なかったかもしれませんが、問題はそれ以前の話で、ちょいと良識ある人なら、この行動が逆効果になることは、簡単に想像できるハズなのに・・・。ちなみに今日、韓国人の間で中国のイメージは非常に悪いです。特にオリンピック公園で衝突があって、物凄い数の中国人たちがガ~ッと走り寄っていく映像を見ましたが、もしオリンピック公園での衝突のような場面に遭遇したら本当に恐怖を覚えたことと思います。報道写真を見ると、カンフー・キックまで炸裂しておりましたし・・・。その国土の大きさ故、バラバラな中国人ですが、こういったイベントを利用して「一つになる」という「操作」が良く出来ていたことを思うと、やはり国の・・・いや党の思惑をも垣間見たような気がします。今度のオリンピックを見たならば、この日の事を思い出すでしょうし、無条件で日本の選手の皆さんには、逆境の中(になることでしょう)、頑張ってもらいたいと思います。


留学生同士、学校で何気なく個人対個人で接していると、国籍は関係ありませんが、こうやって個人ではなく団体で見ると、感じるものはたくさんあります。(それは韓国にも言えることですけれど。)まだまだ酒を片手に一晩中語りたいところですが、青少年の教育に良くないと思われますので(!)この辺で止めておきましょう!こうして見てみると長野の皆さんには、お疲れ様でしたとの慰労の言葉しか出てまいりません。


---コメント返信------


>NADESIKOさん、アンニョンハセヨ~!

そんな勇気でも何でもないですよ~。発言には責任を持って、良いものは良い、悪いものは悪いと言うだけです。いざ日本を離れて生活してみると、日本人は良くも悪くも大人しいな~と感じてしまいますが、それでもやっぱり日本が良いですね~。


>fesさん、アンニョンハセヨ~♪

地下鉄でご覧になりましたか~。恐らく異様に感じられたことと思います。日本の世間一般の愛国心なんて、彼らの愛国心とやらと比べてみると、微々たるものじゃないかな~と思います。オリンピックの動向が気になりますね・・・。

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2008年2月27日 (水)

NYフィル平壌公演

韓国で新大統領が就任した翌日、北朝鮮はピョンヤン(平壌)にて、NYフィルハーモニーによる2時間の歴史的な公演が開かれました。日本でも報道されていますか?政治以外の何物でもない今回の公演ですが、北の主ことキム・アジョッシは、公演にも、その後の晩餐会にも姿を現さなかったそうです。キム宮殿のホームシアターセットを利用して鑑賞でもしたのでしょうか・・・。それとも・・・?!


映像を見て一番驚いたのは、「をを。北にも立派なコンサートホールがあったのね~」という、何とも大変失礼なコメントですが・・・そこに驚きました。1500席のホール、満員だったようですが、画面にチラチラ映る観客席を見回してみると、意外と白人率が高かったですね。調べてみると、UN(国連)の北朝鮮駐在大使などUN関係者、アメリカ国防相をはじめアメリカ政府関係者が、かなり押し寄せています。韓国からもヒョン・ジョンウン・ヒョンデアサン(現代牙山)CEOなど数名が参加してますね。韓国最大の企業のCEOともなると、韓国人でも簡単に北朝鮮に行けちゃうのね、それからTV局のレポーターも。


今回の公演は、北朝鮮のTVでは異例の生中継だったそうです。直前にはクラシック演奏会に関する特集を組んだりして、国民の関心を集めようとしたとか。そして演奏では、北朝鮮の国歌、アメリカの国歌にはじまり、クラシックの名曲の数々、そしてアンコール(北にもアンコールが存在した!・・・いやアメリカ人たちが仕掛けたのでしょう。)の後に、アリランを演奏して観客達の中には涙を流す人たちまでいたとのことです。


行動が予測不能な北朝鮮ですが、今回の公演を機に、良い方向へ進展があることを望むのは、私だけでないハズです。・・・で。外務省の官僚は最近、何を考えている?


【参考 (韓国語/動画あり)】

NYフィル 歴史的ピョンヤン公演 (NAVERより)
  レポーターという職業につけば、北朝鮮に行けるのね・・・。

歴史的2時間 (NAVERより)
  北朝鮮の女性司会者の喋り方は、まさに北の喋り方ですね。

北朝鮮の観客、感激・・・涙 (NAVERより)
  ただのアジュンマではありません。現代グループのCEOです。

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2008年2月26日 (火)

第17代大統領記念切手

昨日、お昼過ぎから雪が降る極寒の中でしたが、イ・ミョンバッ大統領が誕生しました。そんな折ですが、記念切手が発売されたという風の便りを聞いたので、私は切手収集家というわけでは無いのですが、それこそまさに「記念」がてら買ってみました。

12枚組みシートです。250ウォン×12枚=3,000ウォン。(約350円)


韓国の郵便切手は安いのです。


日本列島が隠れてるのは日常茶飯事なので軽くスルーするとして、微妙にプサン(釜山)も隠れてないか?ロシアに視線を向けている感じがするデザインですな。


こちらは単品版。テグッキ(太極旗)を背景に力強くこぶしを握る大統領ですが・・・。


コレハ、イッタイ・・・!?!?


セットの3,000ウォンと、単品の250ウォンを郵便局で買ったのですが、「3,000ウォンでいいよん♪」って言われちゃいました。さすが韓国と考えるべきか、はたまた、叩き売りと考えるべきか・・・。


昨日の就任式は立派な式典でしたね。日本の福田首相をはじめとした海外からの来賓客、そして国内の芸能人やスポーツ選手まで招待されてましたね。チョン・ドゥファン元大統領を確認した時には、「どのツラをさげて韓国国民の前に出てきたのか!?」とも思ってしまいましたが、キミョンサム元大統領は、ちょっと老けられましたね。キムデジュン大統領はお変わりが無い感じでした。いずれにせよ、イ・ミョンバッ新大統領の今後5年間の良い活動に期待します。


【参考 (韓国語/動画あり)】

李大統領就任式・・・「ガフェ洞(←地名)からチョンワデ(青瓦台)まで」 (NAVERより)
  朝からのドキュメンタリーです。交通規制をするところが韓国らしい。

第17代大統領の就任開始。普信閣は様々な行事 (NAVERより)
  午前0時のイベント。女優のソン・ユナさんの美しい声による朗読が素晴らしい。


---コメント返信------


>NADESIKOさん、アンニョンハセヨ~♪

記念碑!?・・・個人的には作らない方がイイと思うんですけど、どうなんでしょう?率先して作ることによって友情を育む機会を生むこともあるか。
ソン・ユナさんのお祝いの詩の朗読お聞きになられましたか~。この日はとても寒かったんですけど、手袋もなく薄着だったにも関わらず、本当に美しく読まれましたよね~♪


>fesさん、オソオセヨ~。

こちらこそ、はじめまして。fesさんの仰るとおり、良くも悪くもお隣さんですから、良い関係が作れたらよいですよね。「住んでみてわかる」の一言に、しごく共感しております。
奥様の仰るとおり、切手は可愛くないですね。被写体が人なのは、よ~く見てみると強烈なものがありますが、良くも悪くも「記念」ですね。

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2008年2月24日 (日)

新たな5年が始まる明日

昨日・今日のソウルは凄い寒かったですね~。ヨンドッに遊びに行ったチングも「雪が降っててサムイ~」と死にそうな声でしたが。・・・ということは、日本も明日・明後日かなりの寒さが予想されますので、暖かい格好で、新たな1週間を頑張ってくださいね♪


明日の話が出たついでですが、明日2月25日は、韓国の新たな大統領の就任式。
ノ・ムヒョン大統領の5年間から、イ・ミョンバッ大統領の5年間へと、バトンタッチです。

(大統領選挙時、イ・ミョンバッ氏の垂れ幕)


ノムヒョン大統領の功罪は今更持ち出すことも無いと思いますが、日本には常につむじを曲げ、親日派韓国人のつるし上げ・財産没収をはじめ、凄まじい事をたくさんしてきました。日本に対してだけでなく、韓国国内でも、あらゆる政策のレベルの低さに呆れられ、史上最低の大統領の呼び声も少なくありません。


スンネムン(≒南大門)の焼失だって、ノムヒョン大統領が文化財の保護を怠ったためと言っても過言ではないと思います。けれど、大統領の謝罪の声は、一向に聞こえてきませんね。そんなノムヒョン大統領の5年間とようやくお別れです。公共放送で国民に向かって話す、“あの”サトゥリ(訛り・田舎弁)を聞けないと思うと、やや寂しさもありますが、最後くらいはヘンな悪あがきをせずに、すんなりとご退場ねがいたいと思います。


イ・ミョンバッ新大統領は、ご存知の方も多いとおり、韓国史上初めての経済界の出身の大統領です。一介のサラリーマンから、ヒョンデ(現代)建設社長を経て、ソウル市長に当選。強いリーダーシップを期待できます。選挙時は、小泉さんの当時の人気ぶりに非常に似たものがありました。韓国のブルドーザーでもあることから田中角栄氏にも、人気ぶりは小泉さんにも例えられます。ただ、ノムヒョン大統領就任時も人気は凄まじかったんですけどね。


先日、福田首相宛に「未来志向的関係を」というメッセージの文書を送ったそうですが、その言や良しです。あとは腹黒さを出さずに、どれだけ実行できるか?です。まだまだ人となりが分からないので、信用するには時期尚早ですが、日本がどうのこうの言う前に、党内分裂を回避し、4月の総選挙で大勝したうえで、韓国国内の経済再生に集中してもらいたく思う今日この頃デス。


明日のニュースは、大統領就任で持ちきりになりそうです。
何よりも、このタイミングで韓国に滞在している、めぐり合わせに感謝です♪

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2008年2月12日 (火)

70歳男性、放火を認める

インチョン(仁川)のカンファド(江華島)にて検挙されたチェ某氏(70歳)が、今回のスンネムン(崇礼門)全焼事件の放火犯として容疑を認めたとの報道が流れました。聞けば数年前に、チャンギョングン(昌慶宮)に火を放った前科がある人物だとか・・・何てことでしょう、歴史は繰り返されてしまった。まずは韓国の警察は良くやったと思います。


【 参考 (韓国語・動画あり) 】
 ・ スンネムン放火容疑者「国民の皆様に申し訳ない」 (NAVERより)

動画をご覧になっても分かるように、リポーターたちが容疑者に対してマイクを向けても、言葉を全く発しません。ついに容疑者から出た言葉は、「息子と国民の皆様に申し訳ないとしか言うことができません」の一言だけでした。


【 参考 (韓国語・記事) 】
 ・ スンネムン放火容疑者 「土地保証金・追徴金が不満で放火」 (NAVERより)

チェ氏は、チャンギョングンに火をつけた時は土地問題が間違い、腹立ち紛れに火をつけたが、今回もキョンギド・コヤンシ(京畿道・高陽市)に所有する土地が開発対象となったが保証金問題がまともに解決されず、またチャンギョングン事件に対する追徴金1,300万ウォンの支払いまで宣告を受け、社会の冷遇に不満で火をつけたとのこと。また去年7月・12月に2度下見に来たとのこと。(要約)


【 参考 (韓国語・記事) 】
 ・ 警備が手薄で近づきやすいスンネムンに目星をつけた。 (NAVERより)

チェ容疑者がスンネムンを放火の対象にしたのは警備が手薄で近づきやすかったためだとし、ジョンミョ(宗廟)みたいな他の文化財は夜間の出入りが厳しいので対象から外したが、チェ氏は2度の下見だけで完璧に見抜き手軽く犯行をした、とのこと。犯行に使った道具は、はしご、シンナー3本、ライター1本だけで、犯行後は悠々と散歩するように、信号待ちしていたタクシーを拾っては近くの地下鉄の駅で降りたとのこと。(要約)


一言で言ってしまえば、ムシャクシャしていて、また文化財に火をつけたかった。一番警備が手薄なスンネムンを選んだ。7月から下見に来ていたとは計画犯です。・・・そうは言っても、残された家族がこの先“放火犯の家族”という人生を歩まなければならないと思うと胸が痛いです。そして、600年の歴史ある建造物が、たった5時間で焼失し、今後復元されても、この事件の記憶は忘れられることはないということ。


もちろん悪いのは犯人ですが、このような犯行を及ぶようにまでなってしまった社会問題。そして、スプリンクラー等消火設備の不備など、有事の際を想定した設備・管理・監視がなされてない、残念な現実にも触れずにはいられません。社会問題の改善と、文化財の保護体制について言及するとともに、2度とこのような大事が起こらないよう、韓国当局の今後に期待します。


【 追記 (韓国語・動画あり) 】
 ・ スンネムン放火犯、2006年チャンギョングンにも火をつける。 (NAVERより)
  ・・・チャンギョングンに火がついた時の映像があります。なんて事なのでしょう。
 ・ 日本の文化財管理は?毎年消防訓練まで実施。 (NAVERより)
  ・・・日本の消防体制を紹介する一面も。良いところは見習ってください。

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2008年2月11日 (月)

スンネムン全焼・・・(涙)

朝、眠い顔をこすりながら食事をしに降りて新聞を広げたところ、信じられない写真が飛び込んできました。日本でもニュース等で報道されていることと存じますが、ソウルに位置します韓国の国宝第一号、スンネムン(崇礼門)が全焼しました・・・。ナンデムン(南大門)の通称でも有名な、ソウルのみならず韓国を象徴する建築物です。ソウルに来たことのある方ならココで記念写真を撮ったり、韓国に来たことのない方でも一度くらいはテレビでご覧になったことのある建物ではないでしょうか・・・。ただただ悲しいです。

遠くからでも、原型をなしていないのが、よく分かります。


・・・これはヒドイ。


焦げた木材の跡が、とても痛々しい・・・。


「崇礼門」の文字が刻まれた看板も跡形もありません。


とにかく一目見ようと凄い人の数でした。


何とか目の前まで行きましたが、楼閣が跡形も無い・・・。


日本のTV局も来ていました。わたくし、もしかして見切ったかも?


後ろから・・・。崩れ落ちた楼閣の残骸が。


火災の新聞を見つめるソウル市民。


写真は、2008年2月11日14:30~15:00に撮影したものです。
今度ソウルに遊びに来るチネのチングに連絡をとったところ、「私・・・まだ生で見たことないのに」と答えが返ってきました。(涙)


私は韓国に住む日本人ですが、韓国がどうのこうの関係なしに、どの国にせよ歴史的建造物がこういう形で消失するのは残念でなりません・・・。出火の原因は放火の可能性が高いということで捜査が進んでいますが、他の文化財の警備も強化して欲しいものです。と同時に日本においても重要な国宝・文化財等がちゃんと守られているか、もう一度確認をとってもらいたく思います。小説や実際の話ではないですが、金閣寺が燃えた事件と重ねて考えてみると、とても胸が痛いです。カスミ・ノム・アップダ・・・。


【スンネムン撮影リンク】
 ・ 崇礼門、そして市場へ (日中写真 : 2007年9月22日記事)
 ・ 崇礼門(スンネムン) (夜景写真 : 2007年7月23日記事)


【参考(動画あり)】
 ・ 火が燃え崩れ落ちたスンネムン・・・市民たち茫然自失 (NAVERより)


---コメント返信------


>ひまわりさん、アンニョンToT

・・・ですよね。コチラでは3日間毎日が、このニュースで持ち切りでした。私も日本からの友人達を必ずココに案内してたんですけどね、自信を持ってオススメできる、在住者にとっても誇らしい名所でしたから。都心のど真ん中に位置し、焼け跡を簡単に見れてしまうので、見るたびに胸が痛くなりそうです。何人かの韓国人にも話を聞きましたが「カスミ・アプダ」「スルプダ」「アンタッカプタ」「マルド・アンデンダ」・・・口を揃えて、そんな言葉が返って来ます。

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2008年1月25日 (金)

高校生は英語で授業!?

ニュースは毎日見ている方なのですが、久しぶりに「オッ!チンチャ!?(=えっ、マジで?)」と叫んでしまったニュースがありました。


【参考】 2010年から高校の一般科目でも英語で授業 (朝鮮日報・韓国語版)


ざっと、まとめますと・・・。(つたない翻訳ですが)


2010年から英語以外の一般教育科目においても英語で授業する「英語没入(=没頭?)教育」が全国のすべての高校で実施される模様だ。新しい「英語没入教育」は、今年新しく導入される制度の学校で試験的に実施した後に、一般の高校にも拡大して行われる予定だ。


しかし、全ての教科を英語で授業をした場合、生徒の理解力が低下するため、数学や科学、芸術・体育など比較的理解しやすい科目から段階的に適用する方針だ。インスウィ(=大統領業務引継ぎ委員会)は、このような内容の法案を来月初めに発表する計画を明らかにした。


(途中省略)


インスウィは特に現行の修学能力英語試験の代わりに「マラギ(話すこと)」と「トゥッキ(聞き取り)」を主とした新たな英語能力評価試験(韓国式TOEFL、TOEIC)を用いて、大学入試を受けるようになる今年の中学2年生が、高校生となる2010年から、すべての高校でこの制度が施行されるようにする方針だ。


関係者は「教育平等の側面からみれば、新しい英語試験を受ける今年の中学2年生たちが遅くとも高校では均等な水準の英語教育を受けなければならない」とし、「彼らが高校に進学する2010年からは全国のすべての高校で英語沒入教育を実施することを目標とした。」と話した。


という内容です。


・・・この国の英語熱が、ここまで深刻だったとは!?私が見る限り、韓国の大学生を見ていると、メチャクチャ英語の勉強してます。ReadingとWritingだけ見たら、相当凄いです。TOEICやTOEFLでも点数が凄い人たちがかなりいますが、蓋を開けてみたら喋れない人が多いという問題を抱えているのも事実で、見事な資格の履歴書を引っさげて、一流企業に入社しても、仕事で使えないのです。幸いにも、本人たちも痛感していて、そういう学生達は海外に留学に行ったり、ワーホリ使ったりして海外で生きた英語を習得する若者が凄い増えているわけで、今回の発端は、そういった問題を解消しよう、という所が、そもそもの背景だと思います。(省略した記事の中には、家族の英語塾にかける家計負担を減らすという話もありましたが。)


・・・というわけで。まずは中学生くん。次に小学生くん。大いに頑張ってくれたまえ!


何を頑張るかって?入試英語が得意な英語の先生の話はとりあえず置いておいて、全国の高校の数学の先生、体育の先生やらが、果たしてどこまで英語を話せるのやらです。体育なのに、とても健康に悪い授業になったりして・・・。そうは言っても外国人教師の受け入れを厳しく取り締まっているこのご時世なので、現行の非ネイティヴの先生たちがフル回転するしかありませんね。毎年、教育制度や試験概要が変わる韓国の教育システムですが、いよいよ教師にも生徒にも厳しい時代の到来でしょうか。


これによって問題はアチコチに飛び火しそうですが、韓国では小学校と中学校の先生を希望する教育学部の学生は多いのですが、高校の教師を希望する学生はあまりいません。今回の措置が実施されたら、その不人気に追い討ちをかけることになって、今度は高校教師がいなくなるという事態にならなければいいですけれども。それ以前に、そもそも、将来は家の家業を継ぐんだ!とか何だとか、英語をあまり必要としないであろう子供達まで強制的に全国一律でやってしまうのは、どうなんでしょうねぇ。


まだ決定された話ではなく賛否両論があるでしょうが・・・ムリだな。
韓国の中学校・小学校通学のお子様がいるご家庭の方がいらっしゃいましたら、何と申したら良いのやら・・・です。この話題は、くれぐれも日本には飛び火しませんように。


---コメント返信------


>室長さん、アンニョンハセヨ!

室長さんのご意見に同感です♪国土面積が小さく人口も少なく資源まで乏しい国は、人が“財”なのではないでしょうか…。ただ、英語が出来・不出来と経済発展を結びつけるには説得力がなさそうに思えます。英語が不得意な割合が多い日本は良くやっている方ですからね。言語はあくまでも「手段」であって、魅力あって売れる商品・コンテンツ・専門分野などの強みが無ければ、キビシイような気もしますけれどね♪(韓国の英語教育の発音はアメリカンだそうですよ。)

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2007年12月20日 (木)

新しい大統領

ハンナラ党のイ・ミョンバッ氏が昨日の大統領選挙に大勝しました。世論調査の予測とおり、BBK動画も大きな影響は無く・・・ということでしたが、投票率の低さは気になりましたねぇ。62.9%・・・日本に比べれば高いのですが、そんなんでイイのか?韓国国民よ。・・・で。こんな(↓)垂幕まで用意していたのね。当選すれば事なきを得るのだけど、他の落選者たちも用意していたのかしら?まぁ選挙費用込み込みか・・・。

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(国民の皆様、本当に感謝いたします。第17代大統領当選者 イ・ミョンバッ)


さて。

他の候補者の落選理由は多々ありますが、今回の選挙活動を見て、最も目に付いたのは、他の候補者たちからイ・ミョンバッ氏に対するネガティブ・キャンペーンの数々。事あるごとに自身の政策や長所、当選後の国民に対してどれだけの事を出来るのかをアピールするのではなく、演説でも討論番組でも候補者コマーシャルにおいても、ひたすら相手の悪口を言い、揚げ足を取って、相手の「徳(道徳性)」を攻撃するようなことばかりでした。国民はそのネガティブ・キャンペーンの繰り返しにうんざりし、イ・ミョンバッ氏がわざわざ反論をするまでもなく、逆に自らの発言によって自らの「徳」を下げる結果になっていたという・・・すなわち自ら墓穴を掘っていたことに、本人達はどれだけ気づいているのでしょうか。


下宿のおばさんとも話をしたのですが。

彼は目が細いですよね。・・・いや容貌の話ではないのですが、韓国の言葉で「目が細い」人は、物事をまっすぐに捉えることができるという事でもあるんですって。(まぁ物は言いようという話もありますけど・・・。)視力が悪い人がメガネをかけずに見るときに、目を細めて見ると良く見ることが出来るケースがありますよね、それです。逆に「目が大きい」人は怯えやすいんですって。目が大きい分、他のものも見えてしまって、物事に集中できず、ついつい他のことも考える、雑音が良く聞こえる、その結果おびえてしまうのだと。そういう意味でも、他の候補からの攻撃にもビクともせず、イ・ミョンバッ氏は、精神的な強さを証明しました。肝っ玉はデカそうです。


で、イ・ミョンバッ氏。

日本の記事を見ると、やたら大阪出身という事実と一緒に期待感を寄せている記事がやたらと目につきましたが、この際「大阪出身だから日本に対して・・・」という事は基本、日本側が勝手に期待する分には止めませんが、その期待を新大統領には求めないほうが良いと思います。「大阪出身?だから、私に何をしろと?」というのが正直なところでしょう。ぶっちゃけコッチのテレビを見ていると、4~5歳の時に引き上げたポハン(浦項)が故郷で、そこで貧しい時期を過ごしたことが、やたらクローズアップされていますから。うちの下宿のおじさん・おばさんも選挙には相当関心が高い方ですが、大阪出身なことを知りませんでしたよ。


基本、今回は。

経済界出身として、韓国経済を良くしてくれるだろうという期待。韓国国民には依然としてIMFの時の苦しい記憶が残っていますので、韓国経済の成長を望まない韓国国民はいません。そしてソウル市長時代の、チョンゲチョン復元工事や路線バス新システム導入などの実績による強い実行力。この2つの点を高く期待しています。なぜならば現ノ・ムヒョン大統領と比べて「月とすっぽん」だからですから。


しかし油断はなりません。

前回のノ・ムヒョン大統領当選直後も、今回のように、とても高い支持でしたが、しばらくして「どうやら、この大統領では・・・」ということで一気に支持率が下落した例も日常茶飯事です。また対米、対北、対中、対日等の外交手腕もまだ未知数です。そしてまだまだ予断を許さないBBK事件の結末。


まずはBBK事件の解決。そして春の総選挙。この後に本格始動となりそうです!
そうか。ノ・ムヒョン大統領のサトゥリ(方言)は、聞けなくなるのか・・・ちょっと寂しいな。

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2007年12月17日 (月)

混迷の大統領選挙

明後日19日は、いよいよ韓国第17代大統領を決める選挙日です。韓国では“大”統領と“選”挙の頭文字を取って、デソン(大選)と省略して呼ぶのが一般的になっています。選挙方式はアメリカと同じで、直接選挙です。なので、明後日水曜日は、会社も学校も全部お休みになります。外国人はもちろん投票権はありませんが、この5年ぶりの大統領選挙を運良く現地で体感できるのは、とても貴重な体験になりそうです!


立候補者は12人もいるのですが(なので、それぞれ1番から12番まで番号が割り振られています。)、実質5~6人でのレースです。立候補しておきながら、他の候補者を支持したりするなど、それなら最初から立候補するなよ!とか税金を使っての売名行為じゃないか!という声もありますが、まぁとにかく変わった大統領選挙でもあります。

(1 真実は偽りに勝ちます。良い大統領、チョン・ドンヨン)

世論調査第3位。ニュース・キャスターを経て政治の道へ。竹島上陸を果たしています。特にコレといって強みがあるわけでもなく、弱点があるわけでもなく、一番平凡な雰囲気をかもしだしています。力のベクトルは、国内の社会福祉に向いています。


(12 正しい大韓民国を作ります。イ・フェチャン)

世論調査第2位。元ハンナラ党員で現在無所属。過去2回ほど大統領選挙に出馬したが、いずれも僅差で敗退。3度目の今回はハンナラ党内大統領候補選挙で黙りこくっていたため、党の公認候補になれず。ただし、『息子を軍隊に行かせなかった不正は、ウリナラ(韓国)の主婦なら忘れることはない!(by下宿のおばさん)』とのこと。


(2 経済!必ずよみがえらせます。実践する経済大統領、イ・ミョンバッ)

世論調査だんとつの第1位。大阪生まれ。現代建設社長を経てソウル市長へ。市長時代の功績はチョンゲチョン復元工事など多数。ハンナラ党大統領候補選挙では、パク・ジョンヒ元大統領の娘パッ・クネ氏を破り、経済面の成長政策を強くアピール。


が、この候補。

選挙期間中に、大型投資詐欺で立件されたBBK社の関係者として疑われたものの、本人も「私は関係ない」を通し、その後の検察の調べで見事に無実。しかし昨日「BBK社は私が作った」という昔のビデオが見つかり大騒ぎ。他の候補達は、そんな信用に値しないイ・ミョンバッ氏に対して「ただちに選挙を辞退せよ」の非難合戦が、何と選挙2日前にしても行われています。政策討論などあって無いに等しい、非難と罵声による相手の潰し合いばかりです。「徳」の是非も大事だけど、もっと政策討論をしましょうよ。


さらに、この候補。

裏で日本政府と約束したのか、してないのか(いや、するハズがないのだが)・・・「私が大統領になってから北朝鮮支援は、国際機関と日本が協力して400億ドル出します」と、切り出しました。大統領になる前から、こんな事を言うなんて、大統領候補のなかでも特に対日強硬姿勢を貫いています。われわれ日本人としても信用に値しません。ちなみに日本語を自在に話すそうです。まだ聞いたことはありませんが・・・。


それでも、この候補。

韓国人は分かってます。一流会社の社長やソウル市長を務めたならば、オール・クリーンではないことを。そして、多少の汚いことがあったとしても、それ以上に、誇るべきウリナラを作ってくれるという期待を込めての世論調査第1位なのです。12月19日に生まれ、12月19日に結婚したこの候補。来たる12月19日に新しい大統領に就任するか?


すべては明後日分かることです。
誰が大統領になっても日本にとっては厳しいか?対話ができる方を望みます。

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2007年10月 2日 (火)

南北頂上会談に想う

今日2007年10月2日は、韓半島にとって、また1つ大きな日となりました。


ご存知のとおり、韓国のノ・ムヒョン大統領と、北のキム・ジョンイル委員長がピョンヤンにて対面しました。韓国では、ナンブク・チョンサン・フェダム(南北頂上会談)と呼んでいます。日本の新聞だと南北首脳会談ですね。1日前の昨日はテレビ番組はことごとく特集を組み、今日も朝からチョンワデ(首相官邸)での大統領の挨拶(メッセージ全文)から、車での北への移動をヘリコプターで追うなど、この話題で持ちっきりでした。(旅行先のTVで途中まで見ました!)この件について、私も一文、寄せます。


チョンワデでTVを通じて全国民に向けて挨拶をした後、車に乗ったら、いつもは交通渋滞が凄い、キョンボックン周辺の道から、高速道路から、すべて交通統制がひかれていたのは、圧巻でしたが、韓国なら容易いことですね。また、今回は前回の飛行機とは違い、車に乗って、更には軍事境界線では歩いて超えるという行程になりましたが、これは完全にパフォーマンスですね。


さて。今回の会談について、基本的には“歓迎”します。キム・デジュン前大統領の歴史的訪問から7年。2回目の訪問が実現できたこと、それ自体については歓迎します。
ただし。じゃあ、諸手を挙げて喜んでいいか、というと、そういう訳にはまいりません。


まず時期が微妙です。先日の6カ国協議が一段落着いた、という意味での時期ではなく、ノ・ムヒョン大統領の任期があと2ヶ月程度しか残っていない、この時期に行く、というのが非常に微妙です。これでは、2ヵ月後の選挙戦で与党のイメージアップと言われても仕方がありません。別に“北”の肩を持つわけではありませんが、“彼”にしてみれば、「あと2ヶ月しか任期の残っていない人物と会ったってね~」という気分ではないでしょうか。それにしても“彼”は7年前と比べると、全然笑顔が無かったですね。体調不良とか心理戦とか言われ、真実は分かりませんが、半ば義務みたいな。


ノ・ムヒョン大統領の声明にも疑問あり。半島の平和体制構築と、経済協力の2つです。


現在の韓半島は仮にも休戦状態です。休戦協定から平和協定への足がかりへとすると言っています。実際に平和協定を結ぶとなると、韓国にはその権利はないので、あくまでも足がかりですが、軍事境界線の北側に多数配置されている、ソウルを狙ったミサイルの数々。そういった兵器を初めとした軍縮や、過去の戦争の捕虜問題のが解決せずに、“平和”というのは、甘い言葉ばかりが先走りしているような気がします。平和というからには、どこまで軍縮の約束をこぎつける事ができるのか、気になるところです。つかの間の、偽善の“平和”にならなければ良いのですが。


経済協力について。協力という言葉は、双方がWIN・WINとなるための行動だと思うのですが・・・“北”が韓国に対して、経済的に何をもたらしてくれるのやら、です。一方的な“協力”は片方の経済を疲弊させるだけです。借款にしたところで、返ってくるのやら。というか統一したら借款ではなく、投資になりますね。いずれにせよ、日本が支払うお金ではないので、日本人は心配する必要はないですね・・・。


今回、日本はこの会談については、口を挟む余地は残念ながら無いと思います。日本の拉致被害者の件については、残念ながら話されることは無いと思います。自国民の拉致被害者の数は日本の数十倍ですが、今の韓国政府は自国民の拉致被害者救済についてすら、ほとんど頭にはありません。そんな政府が何故、“嫌いな国”の問題を“北”に、わざわざ話しをするのでしょうか。しかも“彼”の機嫌を損ねそうな話しを。


“機嫌”と言えば、笑えそうで笑えない話がありました。


今回の会談に際して、ノ・ムヒョン大統領は“彼”に対して、プレゼントを持っていくとか行かないとか。その内容を聞いてビックリ。“彼”の大好きな映画DVDを最新のもの150編と、ホームシアターセットをプレゼントするとかしないとか。そのDVDの中には、“彼”の大好きなイ・ヨンエさんの作品も多数含まれていて、特に「テジャングム」セットには、イ・ヨンエさん直々に“彼”のために、サインをしたとか、しないとか・・・。(ニュース元


こんなプレゼントで、機嫌を取ろうとする韓国政府の考え方、DVD150編で“平和”が手に入ったら、安いことなのやら、凄いことなのやら・・・。よくある歴史ゲームの「外交」コマンドの「贈り物」作戦レベルですね、まったく。


今回の会談は、どこまでの成果が行えるか、私はあまり期待はしていません。
政治は結果ですが、定期的に(といっても7年ぶりに)会えただけで、最低限、関係を繋ぎ止めただけで良しじゃないでしょうか。軍縮問題や、朝鮮戦争時の捕虜交換や、韓国国内の拉致被害者問題の解決にまで、話しが進めば、素晴らしい会談となるでしょうが。そういった問題の解決なしに、ただ一辺倒に平和と叫び、平和宣言を採択してしまうのは良くないのでは。今回はあくまでも全ての面で足がかりとして、次の大統領(ほぼ決まっているような感もしますが・・・)が当選した後に、政治的な問題、特に南北の問題に関しては、一歩一歩、良い方向に前進すれば、良いと思います。


事態の進行を見守り、会談終了後にまた一文寄せたいと思います。

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